趣味と楽器のクリエイティブ工房

作って奏でる、週末の楽しみ

クラシックギターでロック!? 猪居亜美さんが描く、新たな音楽の可能性!

クラシックギターの枠を超えて、ロックの世界へ

「クラシック・ギター1本で描く、ロックの世界」は、その名の通り、クラシックギターを使ってロックを演奏したい!そんなギタリストのあなたにぴったりの一冊です。著者の猪居亜美さんは、クラシックギターの美しい音色を活かしつつ、ロックの力強さやエネルギッシュさを表現する方法を丁寧に解説しています。

どんな人におすすめ?

  • クラシックギターをメインに弾いているが、ロックにも挑戦してみたい方

  • ロックギターの奏法をクラシックギターで再現したい方

  • 既存のロック曲をクラシックギターアレンジで演奏したい方

  • 新しい音楽表現の可能性を探求したい方

この本の魅力

この本の最大の魅力は、単なるロックギターのタブ譜集ではない点です。猪居亜美さんは、ロックのフレーズをクラシックギターで弾くための具体的なアプローチを提示してくれます。

  • フィンガリングの工夫: ロックギター特有の速弾きやチョーキングを、クラシックギターの奏法でどのように再現するかを解説

  • 音色の作り方: クラシックギターでロックらしい歪んだ音色や迫力のあるサウンドを作り出すためのテクニックを紹介

  • アレンジのヒント: ロック曲をクラシックギターでアレンジする際のポイントやアイデアを提案

他の教本との違い

他のギター教本とは異なり、この本は「クラシックギター」という特定の楽器に焦点を当てています。例えば、一般的なロックギター教本である「ギター弾き語り超入門」や「エレキギター教則本」では、エレキギターやアコースティックギターを前提とした解説が多く、クラシックギターでの演奏には適さない場合があります。

また、「はじめてのギター」のような初心者向け教本は、基礎的なコードやストロークに重点が置かれており、ロックギターの高度なテクニックを学ぶには物足りないかもしれません。

この本は、クラシックギターの基礎知識を持っている方を対象に、ロックギターの要素を取り入れるための実践的なガイドを提供している点が特徴です。

実際に読んでみて

私は普段からアコースティックギターを弾いていますが、この本を読んでクラシックギターでもロックを楽しめる可能性を感じました。特に、フィンガリングの工夫に関する解説は非常に参考になりました。

難しいテクニックも写真やイラストで丁寧に解説されているので、初心者の方でも安心して取り組めるでしょう。

また、本書には様々なロック曲の譜面が掲載されており、実際に演奏しながら学ぶことができます。

まとめ

「クラシック・ギター1本で描く、ロックの世界」は、クラシックギターの新たな可能性を切り開くための、革新的な教本です。

ロックギターの要素を取り入れたいクラシックギタリスト、そしてクラシックギターでロックを楽しみたいギタリストにとって、必携の一冊と言えるでしょう。