BOSS Metal Zone MT-2 を徹底レビュー!
ヘヴィメタルやハードロックを愛するギタリストにとって、過激な歪みは表現の幅を広げるための重要な要素です。BOSSのMetal Zone MT-2は、まさにそのニーズに応えるために開発されたディストーションペダル。その特徴的なサウンドは、多くのギタリストを魅了し続けています。
Metal Zone MT-2 の特徴
Metal Zone MT-2の最大の特徴は、そのデュアル・ゲイン回路です。これにより、シリーズで最も強力な歪みを生み出すことが可能になります。単なる歪みだけでなく、アタック感やサスティーンも豊かで、ヘヴィなリフやリードプレイに最適です。
- デュアル・ゲイン回路: 2つのゲイン回路を組み合わせることで、より複雑でアグレッシブな歪みを実現。
- 幅広いEQ: 中域の周波数とレベルを調整できるEQUALIZERとMID FREQつまみにより、サウンドを細かく作り込むことが可能。
- バッファード・バイパス: ペダルを通らない際にも、信号の劣化を防ぐバッファード・バイパスを採用。
実際に使ってみた感想
実際にMetal Zone MT-2を使ってみると、その歪みの強さに驚かされます。ギターの音量を上げると、まるでアンプが破綻しそうなほどの過激な歪みが得られます。しかし、EQを調整することで、この歪みをコントロールし、自分の求めるサウンドに近づけることができます。
特に、中域の周波数を調整できるMID FREQつまみは、非常に便利です。このつまみを調整することで、サウンドの輪郭をはっきりさせたり、逆にぼかしたりすることができます。これにより、様々なジャンルの音楽に対応することが可能になります。
他のディストーションペダルとの比較
ディストーションペダルは数多くの種類がありますが、Metal Zone MT-2は、その中でも特に過激な歪みが特徴です。例えば、IbanezのTube Screamer TS9は、比較的温かみのある歪みで、ブルースやジャズなどのジャンルに適しています。一方、ProcoのRAT2は、ファズのような荒々しい歪みが特徴で、パンクやオルタナティブロックなどのジャンルに適しています。
Metal Zone MT-2は、これらのペダルとは異なり、より現代的なヘヴィメタルサウンドを追求したペダルと言えるでしょう。特に、ダウンピッキングを多用するリフや、速弾きを駆使するリードプレイにおいては、その真価を発揮します。
メリットとデメリット
メリット:
- 過激な歪みを求めるギタリストに最適
- 幅広いEQにより、サウンドを細かく作り込める
- バッファード・バイパスにより、信号の劣化を防ぐ
デメリット:
- 歪みが強すぎるため、初心者には扱いが難しい
- 他のペダルとの組み合わせによっては、サウンドがまとまらないことがある
まとめ
BOSS Metal Zone MT-2は、過激な歪みを求めるヘヴィメタルギタリストにとって、まさに必携のペダルです。その強力な歪みと幅広いEQにより、自分の求めるサウンドを追求することができます。もしあなたがヘヴィメタルサウンドを追求しているのであれば、ぜひMetal Zone MT-2を試してみてください。
