趣味と楽器のクリエイティブ工房

作って奏でる、週末の楽しみ

「メサイヤ」の楽譜で聖なる響きを再現!合唱愛好家におすすめのベーレンライター版

ヘンデル「メサイヤ」HWV 56 楽譜レビュー:英語原詞で迫力満点の合唱を!

ヨハン・セバスチャン・バッハと並び称されるバロック音楽の巨匠、ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルの代表作「メサイヤ」。その荘厳で感動的な音楽は、世界中で愛され続けています。この作品を合唱で演奏したい!という方にとって、楽譜選びは非常に重要です。

今回ご紹介するのは、ベーレンライター社から出版されている「ヘンデル: オラトリオ「メサイヤ」 HWV 56 (英語)」の楽譜です。

この楽譜の魅力とは?

この楽譜の最大の特徴は、英語原詞で演奏できることです。「ハレルヤ」など、有名な部分も原詞で歌うことで、より作品の持つ力強さや感動をダイレクトに感じることができます。

また、ベーレンライター社の楽譜は、校訂の正確さ見やすさで定評があります。音符や歌詞がクリアに印刷されており、初心者の方でも比較的読みやすい構成になっています。

競合楽譜との比較

「メサイヤ」の楽譜は、様々な出版社から出ています。例えば、カワイ音楽教育研究会からも「メサイヤ」の楽譜が出版されていますが、こちらは日本語訳が付いているため、原詞にこだわりたい方には不向きです。

また、ユニバーサルミュージックからも楽譜が出版されていますが、ベーレンライター社版と比較すると、校訂の細かさや見やすさに若干の差があると感じました。

実際に演奏してみた感想

私は以前、このベーレンライター社の楽譜を使って「メサイヤ」の合唱練習に参加したことがあります。

最初は英語の歌詞に戸惑いましたが、発音記号が丁寧に記載されているので、徐々に歌えるようになりました。

練習を重ねるうちに、英語原詞で歌うことで、歌詞の意味がより深く理解でき、作品の持つメッセージをより強く感じられるようになりました。

特に「ハレルヤ」の部分は、迫力満点で、鳥肌が立つほどの感動を覚えました!

こんな人におすすめ

  • 英語の原詞で「メサイヤ」を演奏したい方
  • 校訂の正確で、見やすい楽譜を探している方
  • 合唱団で「メサイヤ」を演奏する機会がある方
  • バロック音楽、特にヘンデルの作品が好きな方

メリットとデメリット

メリット:

  • 英語原詞で演奏できる
  • 校訂が正確で、見やすい
  • ベーレンライター社の信頼性

デメリット:

  • 英語が苦手な人にはハードルが高い
  • 他の楽譜に比べて、やや価格が高い